元F1王者 ニキ・ラウダ氏死去

元F1王者 ニキ・ラウダ氏死去
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世界最高峰の自動車レース、F1=フォーミュラ・ワンの元レーサーで、1970年代から80年代にかけて3度、年間チャンピオンに輝いたオーストリア出身のニキ・ラウダ氏が20日死去しました。70歳でした。
ニキ・ラウダ氏は1971年にF1デビューを果たし、75年のシーズンで初めて年間チャンピオンに輝きました。

しかし、王者として臨んだ翌年のドイツグランプリで事故を起こして大けがを負い、一時、生死をさまよいましたが、わずか6週間後にレースに復帰し、77年に再び王座に返り咲きました。

その後いったん現役を退きましたが、84年のシーズンに挑戦し、のちにアイルトン・セナなどとともにF1のビッグフォーと称されたアラン・プロストとの激しい争いを制して、3度目の年間チャンピオンになりました。

こうした経歴からラウダ氏は「不死鳥」の異名を取り、多くのファンを集めました。

ラウダ氏は1985年に現役を引退し、F1チームの運営など後進の育成にも携わっていましたが、近年は肺の移植手術を受けるなど健康状態が不安視されていました。

家族が発表した声明によりますと、ラウダ氏は20日、自宅で家族に見守られながら息を引き取ったということです。

マクラーレン「永遠に私たちの心に」

ラウダ氏が1982年から85年まで所属していたF1のレーシングチーム、マクラーレンはツイッターで「私たちの友人であり同僚であるニキ・ラウダ氏の死去により深い悲しみに包まれている。ニキは、永遠に私たちの心にあり続け、マクラーレンの歴史の中でたたえられ続けるだろう」と投稿し、哀悼の意を表しました。

また、マクラーレンや日本のホンダなどで活躍した元F1レーサーのジェンソン・バトン氏も、ツイッターで「レジェンドが去ってしまった。ニキ、安らかに眠れ」と投稿するなど、SNS上には別れを惜しむ声が数多く寄せられています。