「極右」副首相 “ロシアに不正な便宜” で辞任 オーストリア

「極右」副首相 “ロシアに不正な便宜” で辞任 オーストリア
オーストリアの副首相で極右政党のシュトラッヘ党首が、ロシアの新興財閥から選挙資金を受ける見返りに国の公共事業の受注など不正な便宜供与を持ちかけていたことが明らかになりました。シュトラッヘ氏は副首相や党首を辞任し、今月下旬に行われるEU=ヨーロッパ連合の議会選挙で躍進が見込まれる各国の極右政党に打撃となる可能性も伝えられています。
オーストリアの副首相で極右政党「自由党」のシュトラッヘ党首は18日、首都ウィーンで記者会見を開き、副首相と党首のいずれも辞任すると表明しました。

背景には、ドイツの有力誌シュピーゲルなどが17日、おととしのオーストリアの議会選挙でシュトラッヘ氏がロシアの新興財閥の関係者とされる女性と面会し、選挙資金を受ける見返りに国の公共工事の受注など不正な便宜供与を持ちかけていたと報じたことがあります。

シュトラッヘ氏と女性とのやり取りはその一部始終が録画されていましたが、シュトラッヘ氏は会見で「面会はしたが違法なことは何もしていない」と強調し、一切の便宜供与を否定しています。

ヨーロッパの極右政党とロシアとのつながりは以前から指摘されていますが、今月下旬に行われるヨーロッパ議会選挙を前に、各国で躍進が見込まれる極右政党に打撃となる可能性も伝えられています。

首相「もう限界だ」 連立解消で議会解散へ

極右政党「自由党」とともに連立政権を組んでいる中道右派の「国民党」の党首のクルツ首相は18日記者会見し「もう限界だ。自由党との連立は維持できない」と述べ、連立を解消して議会を解散し、できるだけ早く選挙を実施すると表明しました。