「中国に機密情報提供」 元CIA職員に禁錮20年の判決

「中国に機密情報提供」 元CIA職員に禁錮20年の判決
アメリカのCIA=中央情報局の元職員が、中国にアメリカ政府の機密情報を売り渡していたとして、アメリカの連邦地方裁判所は元職員に禁錮20年の判決を言い渡しました。
アメリカのCIA=中央情報局の元職員、ケビン・マロリー被告(62)は、2017年に上海を訪れ、中国の情報機関の職員とみられる中国人と接触し、現金と引き換えに、アメリカ政府の機密情報を渡していたとして逮捕され、スパイなどの罪に問われています。

南部バージニア州にある連邦地方裁判所は17日、マロリー被告に対して禁錮20年の判決を言い渡しました。判決を受けて、アメリカ司法省は声明で「アメリカの情報機関の元職員は中国に狙われている。今回の判決は元職員たちへのメッセージだ」と警告しました。

アメリカ政府の関係者によりますと、2010年ごろから中国国内にいたCIAの協力者20人以上が、中国の情報機関によって相次いで拘束もしくは処刑されています。このためアメリカは、政府内に中国の情報機関とひそかに通じているスパイがいるとみて、取締りに全力を挙げています。

アメリカではマロリー被告以外にも、おととしから去年にかけてCIAや国務省それに国防総省の元職員が、相次いで中国に機密情報を渡したスパイなどの疑いで逮捕され、米中双方で内通者の摘発が進んでいます。