台湾 同性婚認める法案可決 アジアで初

台湾 同性婚認める法案可決 アジアで初
同性婚を合法化する動きが欧米を中心に広がるなか、台湾の議会で、アジアで初めてとなる同性どうしの結婚を認める法案が可決されました。
台湾ではおととし、憲法解釈を行う大法官会議が同性どうしの結婚を認めていない民法の規定は憲法に違反するとして、2年以内の法制化を求めました。

これを受けて、内閣にあたる行政院は同性婚を認める特別法の法案を議会に提出し、17日、審議が行われました。

台湾では、去年11月に同性婚に反対する住民投票が賛成多数で成立するなど世論が二分されていますが、与党・民進党は同性どうしにも男女間と同じ権利を認めるべきだと主張しました。

一方、最大野党・国民党は世論の合意が十分に得られていないとして慎重な立場を示しましたが、採決の結果、法案は賛成多数で可決されました。

特別法では18歳以上であれば結婚の届け出ができるとし、財産や相続権などについては男女の夫婦と同じように民法の規定に準じて保障され、どちらか一方と血縁のある子どもがいる場合は養子縁組を結ぶことができるとしています。

同性どうしの結婚が認められたのはアジアで初めてで、届け出の受け付けは今月24日から行われます。

議会の外の通りは、雨のなか、歴史的な瞬間を見届けようという人たちで埋め尽くされ、涙を流して喜ぶ人の姿も見られました。

性的マイノリティーだという30代の女性は「50年、100年かかると思っていたことが目の前で実現してうれしい。より多くの人がありのままで生きられるようになると思う」と話していました。