「親による虐待再発防止の強化を検討」厚労相

「親による虐待再発防止の強化を検討」厚労相
相次ぐ児童虐待の防止に向けて、根本厚生労働大臣は、虐待をした親に対する児童相談所の指導が効果的に行われるよう、専門人材の育成など対策を強化する考えを示しました。

児童虐待の防止に向けて、親による体罰の禁止を盛り込んだ児童虐待防止法などの改正案は、17日の衆議院厚生労働委員会で、野党側が提出した法案と合わせて実質的な審議に入りました。

この中で、立憲民主党は、一時保護された子どもが家庭に戻ったあと再び虐待を受けるケースが多いとして、野党側が提出した法案に盛り込まれている親に対する再発防止プログラムを導入すべきだと主張しました。

これに対し根本厚生労働大臣は「現在も児童相談所で、親の子育てスキルの向上や精神医学的な治療などの支援プログラムが行われているが、職員や予算の不足などから十分活用されていない」と述べました。

そのうえで「より効果的に実施されるよう、プログラムに関わる専門人材の養成や環境整備などを検討していきたい」と述べ、対策を強化する考えを示しました。

また、根本大臣は子どもから実態を聞き出す機会を確保するための新たな仕組み作りに向けて、有識者による検討の場を設け海外の事例の研究を進める考えを示しました。

与党側は、法案の早期成立に向けて野党側との修正協議も含め調整を進める方針です。