秋に東京で「正倉院の世界」展

秋に東京で「正倉院の世界」展
奈良の正倉院に収められている聖武天皇ゆかりの宝物と、法隆寺から皇室に贈られた宝物を合わせて紹介する特別展が、この秋、東京で開かれることになりました。
この特別展は、天皇陛下の即位を記念して開かれることになり、聖武天皇ゆかりの「正倉院宝物」と、明治時代に法隆寺から皇室に贈られ東京国立博物館が収蔵している「法隆寺献納宝物」の中から、国宝を含むおよそ110件を一堂に展示します。

正倉院宝物のうち、8世紀に唐で作られた「螺鈿紫檀五絃琵琶」は、人物や花などの模様が貝殻の細工で華麗に表現された弦楽器で、古代東洋の工芸史上の傑作と評価されています。

また、正倉院宝物の「漆胡瓶」と法隆寺献納宝物の「竜首水瓶」という、形が似た水差しが、並べて展示されることになりました。

正倉院宝物を紹介する大規模な展示会は東京では38年ぶりで、時期が重なる奈良の「正倉院展」と合わせて宝物の数々を楽しむことができます。

東京国立博物館の猪熊兼樹特別展室長は「これだけ多くの宝物が一緒に展示されたことはなく、歴代の朝廷に守り伝えられてきた美をぜひご自身の目で確かめてもらいたい」と話しています。

特別展「正倉院の世界ー皇室がまもり伝えた美ー」は、10月14日から11月24日まで東京国立博物館で開かれます。