イラン外相 中国で王毅外相らと会談へ 米をけん制か

イラン外相 中国で王毅外相らと会談へ 米をけん制か
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イランのザリーフ外相は17日に中国を訪れて王毅外相らと会談し、アメリカの制裁への対抗策を協議する考えを明らかにしました。イラン産原油の最大の輸出先である中国と関係強化を図り、アメリカをけん制するねらいがあるものとみられます。
イラン情勢をめぐって、アメリカは、イラン産原油を全面的に禁輸する制裁を科すなど圧力を強化しましたが、イランは、対抗措置として本格的な核開発も辞さないと表明し、緊張が高まっています。

こうした中、日本を訪れていたイランのザリーフ外相は16日夜、NHKなどのインタビューに応じ、17日に中国を訪れて王毅外相らと会談することを明らかにしました。

そのうえで、「中国が、アメリカの制裁を拒否するために実効的な措置をとるよう期待している」と述べ、アメリカの制裁への対抗策を協議する考えを示しました。

中国は、核合意に参加している国であるほか、イラン産原油の最大の輸出先であり、アメリカの制裁強化に反対しています。

このため、イランとしては、中国への訪問を通じて、制裁を回避して輸出を続ける具体的な道筋をつけるとともに、関係強化を図り、アメリカをけん制するねらいがあるものとみられます。

ザリーフ外相は、今月に入って、イランと友好関係にあるロシアやインド、日本に続いて、今度は中国を訪れることになり、アメリカとの緊張が高まる中で、積極的な外交攻勢に出ることで事態打開の糸口を探りたい考えです。