北海道と本州つなぐ送電線の容量増強 費用は料金に上乗せへ

北海道と本州つなぐ送電線の容量増強 費用は料金に上乗せへ
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去年、北海道で起きた大規模停電「ブラックアウト」を受けて、経済産業省は電力不足に備えるため、北海道と本州をつなぐ送電線の容量を30%余り増やし、そのための費用は全国の家庭や企業の電気料金に上乗せする形で賄う方針を決めました。
去年9月に北海道で起きた「ブラックアウト」では、北海道と本州をつなぐ送電線「北本連系線」の容量が限られていたことで、本州から十分な電力を送れなったことが要因の1つになりました。

このため、経済産業省の審議会は「北本連系線」の増強について検討を進め、16日夜の会合で、容量を現在の90万キロワットからさらに30万キロワット、30%余り増強する方針を決めました。

工事の期間はおよそ5年で、費用は430億円に上る見通しです。

地域をつなぐ送電線の増強は、電力会社をまたぐ形で電気の融通ができるようになるため、太陽光や風力などの再生可能エネルギーを都市部に送りやすくなるほか、発電所の効率的な運用で電気料金を引き下げる効果も期待できるとしています。

このため、経済産業省は、「北本連系線」の増強による効果は特定の地域にとどまらないとして、増強のための費用を全国の家庭や企業の電気料金に上乗せする形で賄う仕組みを導入する方針です。