AED ためらいは救命の遅れに 企業が講演会で理解促進

AED ためらいは救命の遅れに 企業が講演会で理解促進
心臓が止まった人の救命に使う医療機器、AEDの販売会社では、相手の性別によって利用をためらうことなく、スピードを最優先に対応してもらうため、講習会などを通して理解を広める活動を続けています。
東京 新宿区にあるAEDの販売会社「日本光電工業」は、年250回以上、企業や学校などで講習会を行い、AEDの使い方などの理解を広める活動を続けています。

講習会では、心臓が止まっている疑いのある人の救助は、できれば1人ではなく、助けを呼んで複数の人で行うことや、服を脱がせてAEDの電極パッドをつけて電気ショックを与え、人工呼吸を行うまでの手順などを教えているということです。

AEDをめぐっては、相手が女性の場合、服を脱がせることへの抵抗やおそれから、いざという時に利用をためらうという声もあがっています。

これまで18年間にわたって講師を続けてきたAED営業部の小関晶子看護師は「命に関わることなので、性別に関係なくスピードを最優先にしてAEDを使ってもらいたい。1回でも講習会を受けていただいて、多くの人がAEDを知ることで周囲の理解が進んでいくことも重要だと思います」と話していました。

一方で、女性が多く利用するショッピングセンターなどには、AEDとともに簡易テントを設置しているということです。

小関さんは「命を守るための処置を最優先にしたうえで、女性のプライバシーを守る環境づくりも進めていきたい」と話しています。