日朝首脳会談 首相 ミサイル発射も前提条件なしの開催に意欲

日朝首脳会談 首相 ミサイル発射も前提条件なしの開催に意欲
北朝鮮情勢をめぐり、安倍総理大臣は16日の衆議院本会議で、北朝鮮が短距離弾道ミサイルを発射したものの、前提条件をつけずに日朝首脳会談の実現を目指し、拉致問題の解決につなげていきたいという考えを示しました。
16日の衆議院本会議では、安倍総理大臣も出席して、去年12月に閣議決定された、防衛力整備の指針となる「防衛計画の大綱」を中心に、外交・安全保障全般について質疑が行われました。

この中で、安倍総理大臣は北朝鮮情勢をめぐり、「『次は自分自身がキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長と向き合う』との決意を従来から述べてきたが、『条件をつけずに向き合う』とは、そのことをより明確な形で述べたものだ。この立場は、先日の北朝鮮による短距離弾道ミサイル発射によっても変わっていない」と述べました。

そのうえで「『向き合う』とは、キム委員長と会い、率直に、また虚心たん懐に話し合うということだ。当然、最重要課題である拉致問題についても話し合う。拉致被害者の家族が高齢となる中、1日も早い解決に向け、あらゆるチャンスを逃すことなく果断に行動していく」と述べ、前提条件をつけずに日朝首脳会談の実現を目指し、拉致問題の解決につなげていきたいという考えを示しました。

一方で、「引き続き国際社会と緊密に連携しつつ、安保理決議を完全に履行していく方針に変わりはない」と述べました。

このほか、安倍総理大臣は「防衛計画の大綱」に盛り込まれた、大型護衛艦「いずも」を改修し最新鋭の戦闘機を搭載する方針をめぐって、「『空母』と明記しないのは不誠実ではないか」と問われたのに対し、「空母は、一般的にはもっぱら航空機の運用機能に特化した艦船を指す。他方、いずも型護衛艦は、航空機の運用機能が加わっても引き続き多機能な護衛艦として活用していく考えで、『不誠実な見解』との指摘はあたらない」と述べました。