フナの養殖農家に産卵用の「親ブナ」 配る 長野 佐久地域

フナの養殖農家に産卵用の「親ブナ」 配る 長野 佐久地域
長野県東部の佐久地域の伝統的な食文化として親しまれているフナを、水田で育ててもらおうと、農家などに産卵用の親ブナが配られました。
長野県の佐久地域では、古くからフナの養殖が盛んで、親ブナが産んだ卵からかえった稚魚を水田で育てて、甘露煮などにしています。

16日は、地元の農家などがバケツや箱を持って、佐久市にある県水産試験場佐久支場を訪れ、担当者から20センチほどに育った親ブナを分けてもらっていました。

佐久地域では、農家の高齢化などで、10年前に比べるとフナの生産者が半分ほどのおよそ100戸に減っているということで、佐久市ではフナの養殖技術を学ぶ研修会を開くなどして、生産者を増やす取り組みを進めています。

親ブナを受け取った70代の男性は「育てるのが楽しみです。佐久地域の大切な食文化なので、育てる人が増えるといいなと思います」と話していました。

16日配られた親ブナは、今月下旬ごろから卵を産み始め、ことし9月ごろ、5センチほどに育った小ブナが地元のスーパーなどに出荷されるということです。