大津 園児死亡事故受け 県が交差点を緊急調査

大津 園児死亡事故受け 県が交差点を緊急調査
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今月8日、大津市で保育園児2人が死亡した事故を受けて、滋賀県は1日1万台以上の交通量がある交差点について、歩行者の安全を確保する道路の縁石などに不備がないか、緊急の調査を始めました。
緊急の調査が行われるのは1日1万台以上の交通量がある滋賀県内の県道の交差点およそ600か所です。

このうち大津市打出浜にあり路面電車の線路も通る大きな交差点では、16日、県の土木事務所の職員3人が、歩道と車道を分ける道路上のラインが消えかかっていないかや、歩行者を守る縁石が壊れていないかなどを確認していました。

県は今月末までに対象の交差点の点検を終え、危険な場所が見つかったところについては対策を取ることにしています。

滋賀県道路課道路保全室の竹田昌史係長は「悲惨な事故が起こらないよう調査をしっかり行い、警察とも連携して具体的な防止策を検討していきたい」と話していました。

大津市長が自民に安全対策の徹底を要望

大津市で保育園児の列に車が突っ込み園児2人が死亡した事故を受けて、大津市長が自民党の会合に出席し、保育園周辺の道路に「キッズゾーン」を設けてドライバーに注意を促すなど、安全対策の徹底を要望しました。

これに対し、二階幹事長は必要な予算措置を行う考えを示しました。

今月8日、大津市の交差点で、散歩中の保育園児の列に車が突っ込み、園児2人が死亡した事故を受けて、大津市の越直美市長は、16日、自民党本部で開かれた交通安全対策を検討する会合に出席し、要望書を提出しました。
この中では、ドライバーに注意を促すため、小学校の通学路に設けられている「スクールゾーン」と同じように、保育園周辺の道路にも「キッズゾーン」を設けるべきだとしています。
また、保育園児が散歩する際などに、「見守り」を行うボランティア制度を創設することなどを求めています。

これに対し、二階幹事長は、「しっかりと対応していきたい」と応じ、必要な予算措置を行う考えを示しました。

このあと、越市長は、記者団に対し、「大津市でも、しっかり安全対策を行っていくが、国でも検討してもらい、子どもの命のために、一丸となって取り組んでいきたい」と述べました。

滋賀県ではスピード違反の一斉取り締まり

散歩中の保育園児の列に車が突っ込み園児2人が死亡する事故が起きた滋賀県では、「春の交通安全運動」に合わせて朝の通学時間帯にスピード違反の一斉取り締まりを行いました。

滋賀県内では今月8日、大津市で散歩中の保育園児の列に車が突っ込み、2人が死亡するなど子どもが犠牲になる事故が増える傾向にあります。

16日は春の交通安全運動に合わせて子どもたちが通学する時間帯に、スピード違反の一斉取り締まりを行いました。

このうち栗東市の小学校の通学路となっている県道では道路わきに持ち運びのできるスピードの測定装置が設置され、通行する車の速度をチェックしていました。

また、周辺の道路にも白バイがパトロールに出て、車の運転の状況を確認していました。

県警察本部によりますと、県内で中学生以下の子どもが交通事故で死亡したのは去年1年間で1人でしたが、ことしは15日までにすでに4人に上っているということです。

滋賀県警察本部交通指導課の大川貴之課長補佐は、「ドライバーには、子どもを見かけたら『飛び出してくるかもしれない』という意識を持ってもらいたい。子どもの安全を守るために通学路などでは警戒を続けていく」と話していました。