米財務長官「近く北京で米中閣僚級交渉再開」

米財務長官「近く北京で米中閣僚級交渉再開」
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アメリカと中国が追加関税の応酬で、対立が激しくなる中、ムニューシン財務長官は、閣僚級の貿易交渉を近く北京で再開するという見通しを示しました。ただ、交渉で合意に達するためには、まだ多くの作業が残っているとしていて、深刻な対立を解消できるのか注目されます。
米中の貿易交渉が難航する中、アメリカは今月10日、中国からの2000億ドル分の輸入品に上乗せする関税を25%に引きあげたのに対して、中国も報復措置として来月1日、アメリカからの600億ドル分の輸入品に上乗せする関税を最大で25%に引きあげるとして追加関税の応酬が激しくなっています。

アメリカのムニューシン財務長官は15日、議会上院の委員会で、「中国との協議を継続するため、近い将来、北京を訪問する可能性が高い」と述べ、具体的な日程はまだ決まっていないものの、閣僚級の交渉を再開するという見通しを示しました。

しかし、ムニューシン長官は、交渉で合意に達するためには、「まだ、多くの作業が残っている」と述べ、双方の主張に大きな隔たりがあるという認識を示しました。

トランプ政権は、中国に歩み寄りを促すため、高い関税の上乗せの対象を中国からのほぼすべての輸入品に拡大する手続きを進めています。

この手続きは、トランプ大統領が来月下旬の開催に意欲を示す、習近平国家主席との首脳会談の前にも整う見通しで、閣僚級の交渉などを通して深刻な対立を解消できるのか注目されます。

中国政府「計画把握していない」

中国商務省の高峰報道官は、「アメリカ側が中国を訪れるという計画は把握していない」と述べて、まだ具体的な日程の調整が進んでいないことを明らかにしました。

そのうえで、「アメリカが一方的に貿易摩擦を激化させ、米中の交渉を挫折させたことは非常に残念だ」と述べて、アメリカの交渉をめぐる態度を強く批判しました。