ICPO前総裁の妻 仏へ亡命 中国「法律の乱用だ」

ICPO前総裁の妻 仏へ亡命 中国「法律の乱用だ」
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中国で収賄の罪で起訴されたICPO=国際刑事警察機構の前総裁の妻の亡命をフランス政府が認めたと伝えられたことについて、中国外務省は「政治的な迫害はなく法律の乱用だ」として、フランス政府に対し両国関係に影響が出ないように対処するよう求めました。
フランスに本部があるICPOの孟宏偉前総裁は去年、中国に一時帰国した際に当局に拘束され、収賄の罪で起訴されました。

孟氏の妻は、夫は政治的な迫害を受け中国に戻ることは危険だなどと主張していて、フランスのメディアによりますと、今月2日、妻は2人の子どもとともに、フランス政府から亡命が認められたということです。

これについて中国外務省の耿爽報道官は15日の記者会見で、状況を把握していないとしたうえで「孟氏の件は通常の刑事事件で、いわゆる政治的な迫害は存在しない」と指摘しました。そのうえで、「仮に孟氏の妻が政治的に守られるようフランス政府に申請したのなら完全に法律の乱用だ」と指摘しました。

そして、「良好な政治的な信頼が両国関係の安定的な発展の基礎であり、双方がともに法に基づいて適切に対応していくことを望む」と述べ、フランス政府に対し両国関係に影響が出ないように対処するよう求めました。