貴景勝 ひざ痛める 出場継続か判断に注目

貴景勝 ひざ痛める 出場継続か判断に注目
突き押し相撲を貫いてきた新大関 貴景勝は、攻め手を増やそうと取り組んできた「もろ差しからの攻め」で、5連敗中の小結 御嶽海から白星を挙げました。しかし、師匠の千賀ノ浦親方によりますと、貴景勝は、この取組で右ひざ付近を痛めたということで、夏場所の出場を続けるかどうか、16日判断することになりました。
夏場所4日目の15日新大関 貴景勝は、14場所連続で三役を務める実力者の御嶽海と対戦。過去の対戦成績は、貴景勝の3勝7敗で5連敗中と合い口の悪い相手です。

立ち合いの低く強烈な当たりと威力のある突き押し相撲で白星を重ねてきた貴景勝ですが、御嶽海のように当たりが強く圧力のある力士には出足を止められるなど、持ち味を封じられることがありました。

貴景勝は、常に優勝争いが求められる大関の地位を戦い抜くために、突き押しにこだわらず相撲の幅を広げることが求められていました。

そこでヒントを得たのが幕内では小柄ながらも平幕で優勝2回を果たした元関脇 琴錦の相撲でした。スピードあふれる多彩な取り口を参考にしながら特に意識したのは、「もろ差しからの速い攻め」、相手の懐に入ってまわしを取り一気に寄り切る相撲でした。

場所前の稽古でその攻めの形を試し続けてきた貴景勝は、15日御嶽海との一番を迎えました。貴景勝は、立ち合いの突き押しにもしぶとく食らいついてきた御嶽海を組み止めると、まわしは取れなかったもののもろ差しで寄り切りました。

「寄り切り」で勝ったことについて貴景勝は、「勝つことが何よりだと思う。突き押しをやりたかったですけどね」と手応えを感じているようでした。

しかし、貴景勝は、この取組で右足のひざ付近を痛めたようなそぶりを見せ、表情もゆがめました。

15日夜、報道陣の取材に応じた師匠の千賀ノ浦親方は「右ひざの内側を痛めたと、電話で報告を受けた。痛いと言えば無理はさせない」と話しました。

新たな攻めの形で白星を挙げた一方で、足を痛めてしまった貴景勝、16日の朝、どのような判断を下すのか注目されます。