宮崎の地震「巨大地震の可能性 変わらず高い」地震調査委員長

宮崎の地震「巨大地震の可能性 変わらず高い」地震調査委員長
政府の地震調査委員会は、今月10日に南海トラフのプレート境界付近で発生し、宮崎県で震度5弱の揺れを観測した地震について「プレート間の固着状態に特段の変化があることを示す現象ではない」とする見解を示しました。
政府の地震調査委員会は15日定例の会合を開き、今月10日に宮崎県で震度5弱を観測した日向灘を震源とするマグニチュード6.3の地震や、その前後に起きた地震などについて検討しました。

この地震は、海のプレートと陸のプレートの境界で起きた地震で、この地震によって宮崎市内の地盤の一部が1センチ東南東へ動く地殻変動が観測されたということです。

しかし、地震の規模が比較的小さいことや、このほかの観測データには特段の変化がみられないとして、委員会は「プレート間の固着状態に特段の変化があることを示す現象ではない」とする見解を示しました。

委員会の委員長で、東京大学地震研究所の平田直教授は「日向灘では南海トラフの巨大地震とは別にマグニチュード7を超える地震がたびたび起きていて、今後発生する可能性は高い。南海トラフの巨大地震が起きる可能性も変わらず高い状態で、沿岸部に住む方々は津波に対する備えをふだんから進めてほしい」と話しています。