バレーボールの強豪校 市立尼崎高校でコーチによる体罰

バレーボールの強豪校 市立尼崎高校でコーチによる体罰
去年のインターハイで優勝した強豪校、兵庫県の市立尼崎高校の男子バレーボール部でコーチによる体罰があり、部員が20分以上にわたって意識を失っていたうえ、鼓膜が破れるけがをしていたことが分かりました。
尼崎市教育委員会によりますと、先月29日、市立尼崎高校の男子バレーボール部が体育館で練習中、コーチを務める28歳の男性講師が3年生の部員のほおを何度も平手でたたきました。

部員は20分から30分ほど意識を失っていたうえ、顔の打撲や鼓膜が破れるけがをし、現在も頭痛などの症状が続いて通院しているということです。

コーチは学校の聞き取りに対し、「ボールを拾うよう指導したら動きが緩慢だったのでかっとなった。申し訳ないことをした」と話したということです。

教育委員会は今月9日にコーチによる体罰があったことを公表しましたが、その際には、学校からの聞き取りの結果として「部員にけがはなかった」としていました。

しかしその後、外部からの指摘を受けて確認したところけがの事実が明らかになり、教育委員会によりますと、監督とコーチは、体罰があった翌日に部員の保護者から連絡を受け、けがについて知っていたということです。

桑本廣志校長は「事前に監督やコーチからけがについて直接報告はなく私の確認が不十分だった。隠す意図はなかった」と話しています。

市立尼崎高校の男子バレーボール部は、去年夏のインターハイで優勝した強豪校です。

校長「事実確認せず間違ったことを報告」

市立尼崎高校の桑本廣志校長が15日夜、NHKの取材に応じ、「すぐに救急搬送すべき事態だったし、体罰はあってはならない重大な人権侵害で本当に申し訳ない。けがの有無については当初、私が事実確認をせず間違ったことを報告してしまった。隠蔽しようとは夢にも思っていなかったが、そのような指摘を受けてもやむをえない。詳しい経緯は調査して明らかにしたい」と話しました。