7人死亡のグループホーム火災 運営会社社長の有罪確定へ 札幌

7人死亡のグループホーム火災 運営会社社長の有罪確定へ 札幌
9年前、札幌市で認知症のお年寄りが入居するグループホームが全焼し7人が死亡した火事で、業務上過失致死の罪に問われた運営会社の社長について、最高裁判所は、社長の上告を退ける決定をし、執行猶予のついた有罪判決が確定することになりました。
平成22年、札幌市北区にあった認知症のお年寄りが入居するグループホーム「みらいとんでん」が全焼し、男女7人が死亡した火災では、施設の運営会社の社長、谷口道徳被告(61)が十分な防火対策をしていなかったとして業務上過失致死の罪に問われました。

裁判では、火元の部屋で寝起きしていた認知症の入居者が衣類をストーブに置いたことが火災の原因だったかどうかが争点となり、1審は「目撃した従業員の証言は信用性が低く、火災の原因は特定できない」として、無罪を言い渡しました。

一方、2審は、従業員の証言を信用できるとしたうえで「認知症の入居者が危険な行動をとって火災になる可能性を予測できたのに、防止しなかった」として無罪判決を取り消し、禁錮2年、執行猶予4年を言い渡しました。

これについて社長が上告していましたが、最高裁判所第1小法廷の山口厚裁判長は15日までに上告を退ける決定を出し、執行猶予のついた有罪判決が確定することになりました。