健保連が国に意見書 保険適用見直しを

健保連が国に意見書 保険適用見直しを
白血病などの新薬「キムリア」に、公的な医療保険の適用が決まったことを受け、全国の健康保険組合で作る健保連=健康保険組合連合会などは医療保険財政への影響を踏まえ、保険の適用範囲の見直しを国に求める意見書をまとめました。
意見書では、「キムリア」について、「高い効果が期待されるとして注目されていた新薬であり、このような医薬品の開発と保険適用は極めて重要だ」としています。

一方で、今後、現役世代の減少が進み、3年後の2022年からは団塊の世代が後期高齢者になり始めるため、医療保険財政は危機的な状況に直面するとして、医療保険の適用範囲の見直しの検討が必要だとしています。

具体的には、個人での負担が困難な、再生医療など最新技術を用いた高額の医薬品については保険の適用を進める一方、ビタミン剤など薬局で類似する市販薬の購入が可能なものは、医療保険の適用から外すよう国に検討を求めています。

健保連の幸野庄司理事は、記者会見で、「『国民皆保険』を維持するためには、時代にあった制度を検討し、医療保険の適用は、個人で負担し切れないリスクに重点を置くという方向にかじを切るべきだ」と訴えました。