「戦争」発言の丸山議員 衆院運営委で各党から批判相次ぐ

「戦争」発言の丸山議員 衆院運営委で各党から批判相次ぐ
北方四島の「ビザなし交流」に参加した丸山穂高衆議院議員が元島民に戦争で島を取り返すことの是非などを質問したことをめぐり、衆議院議院運営委員会の理事会では各党から批判が相次ぎ、日本維新の会は丸山氏に対する議員辞職勧告決議案の取り扱いも含め対応を検討する考えを伝えました。
北方四島の「ビザなし交流」に参加して、元島民に対し、戦争で島を取り返すことの是非などを質問した丸山穂高衆議院議員は14日、日本維新の会から除名処分を受けましたが、議員辞職はせず、無所属で活動する考えを示しています。

衆議院議院運営委員会の理事会で自民党は「日ロ交渉にとっても大変不利な材料で、国益を損なう可能性がある」と指摘し、立憲民主党も「発言は看過できず、責任は非常に重い」と述べるなど、各党から批判が相次ぎました。

これに対し、日本維新の会は「議員辞職するよう丸山氏本人には伝えているが、応じていない」などと説明し、丸山氏に対する議員辞職勧告決議案の取り扱いも含め、対応を検討する考えを伝えました。

維新 松井代表「議員辞職勧告決議案が出れば賛成」

日本維新の会の松井代表は日本記者クラブで会見し、「丸山氏本人がことの重大さに早く気付いて、まだ若いので、これからの人生のためにも早急に潔く身を処すべきだ。議員辞職を促しているわけで、議員辞職勧告決議案が出れば賛成する。今回のふるまいと発言は党派を問うことなく、政治家すべてが、一線を越えたと判断すると思う」と述べ、重ねて議員辞職を促しました。

自民 岸田政調会長「外交に悪影響生じないよう願う」

自民党の岸田政務調査会長は、記者会見で、「極めて不適切な発言で、全く理解できない。ロシアとの外交関係に悪影響が生じないよう心から願っている」と述べました。

立民 辻元国対委員長「維新の対応なまぬるい」

立憲民主党の辻元国会対策委員長は、党の会合で、「日本維新の会の対応はなまぬるいのではないか。衆議院からの代表として派遣されているのだから、しっかりとけじめをつけていかなければならない」と述べました。

国民 玉木代表「言語道断 議員辞職すべき」

国民民主党の玉木代表は、記者会見で、「言語道断の発言で、議員辞職すべきだ。個人の問題だけではなく、国会としても一定のけじめを、しっかりつけなければならない。戦後、日本の追求してきた平和主義の根幹を脅かす『芽』となりうる案件で、軽々しく取り扱うものではなく、国会としての意思を明確に示すべきだ」と述べました。

公明 山口代表「平和実現がわれわれの務め」

公明党の山口代表は、党の参議院議員総会で「現実の政治で平和を実現していくのが、われわれの務めだ。こぞって国民が世界の平和を推進しようという中で、戦争を口にするような国会議員がいるのは極めて残念で、そんな言動は許さないという姿勢で臨んでいきたい」と述べました。

共産 穀田国対委員長「議員辞職勧告に値する」

共産党の穀田国会対策委員長は、記者会見で、「憲法を順守すべき国会議員として、論外で、許されざることだ。丸山議員は、衆議院の代表として送り出され、交流事業で、相手もいる中での発言であり、日本維新の会による除名処分でおしまいというわけにはいかない。衆議院の議員辞職勧告に値する」と述べました。