鶴竜 初日から3連勝 好調の要因は右足けがの回復

鶴竜 初日から3連勝 好調の要因は右足けがの回復
一人横綱の鶴竜は、14日で51回目の対戦となった大関経験者の琴奨菊を土俵際の投げで退けました。鶴竜の初日からの3連勝は、10連勝した去年秋場所以来で、長く痛みに苦しんできた右足かかと付近のけがの回復がここまで好調の要因の1つです。
鶴竜は初日、14場所連続三役を務める難敵、小結 御嶽海を一方的に押し出しました。

実はこの一番、元横綱 稀勢の里の荒磯親方が、鶴竜の足の運びに注目していました。

立ち合いですり足のように踏み出した足を素早く土俵についた鶴竜。この素早さこそが鶴竜の強さだと現役時代から感じていたという荒磯親方は、この日の出足を見た時点で「今場所は横綱の状態が相当いいと思う」と分析していたのです。

親方が好評価した立ち合いができたのは、右足かかと付近のけがが回復してきたからでした。

鶴竜は、おととしの名古屋場所から右足のけがに苦しみ、休場した去年11月の九州場所以降では特に右足の裏の痛みを訴え、「きょうよくても、あすどうなるか」と足の状態にもどかしさを口にしてきました。

夏場所前の春の巡業中は、稽古とともに毎日のようにマッサージと電気による治療で、固くなって痛みが出る足の裏のケアを欠かさなかったと言います。

その効果もあってか「完璧とは言えないまでも、それくらいに回復した。それがいちばん」と、今場所は足の状態に手応えを口にするまでになりました。

3日目を終えて横綱大関陣で負け無しは鶴竜ただ一人。優勝42回を誇る白鵬が休場する中で始まった令和最初の本場所は、一人横綱の状態が行方を大きく左右します。