旧国立競技場の聖火台 宮城 石巻で撤去 岩手や福島巡回へ

旧国立競技場の聖火台 宮城 石巻で撤去 岩手や福島巡回へ
東日本大震災からの復興を後押ししようと、宮城県石巻市に貸し出されている旧国立競技場の聖火台が今月から岩手県や福島県を巡回して展示されることになり、14日、撤去作業が行われました。
1964年の東京オリンピックで使われた旧国立競技場の聖火台は、4年前、石巻市の総合運動公園に設置され、イベントの際に火がともされるなど復興のシンボルとして親しまれてきました。

聖火台を所有するJSC=日本スポーツ振興センターは、被災地の復興をさらに後押しし、東京大会に向けた機運を高めようと、今月から岩手県と福島県を巡回して展示することを決め、14日、石巻市から聖火台を撤去する作業が行われました。

関係者が見守る中、作業員が、高さ2.1メートル、直径が最大で2.1メートルの聖火台をクレーンでつり上げ、専用の台座の上に載せてボルトで固定したあと、白い布をかぶせて、トラックに積み込んでいました。

聖火台は15日に盛岡市に運ばれるということです。

聖火台の誘致委員会で事務局長を務めた石巻市体育協会の伊藤和男会長は「息子が巣立つようで、うれしいような寂しいような複雑な気持ちです。岩手と福島でも被災地に勇気を与えるような存在であってほしい」と話していました。