信楽高原鉄道事故から28年 追悼式 教訓どう伝えるか 滋賀

信楽高原鉄道事故から28年 追悼式 教訓どう伝えるか 滋賀
42人が亡くなった滋賀県の信楽高原鉄道の事故から28年となり、甲賀市の事故現場の近くで追悼式が行われました。
28年前の平成3年5月14日、今の滋賀県甲賀市で信楽高原鉄道の列車とJR西日本の列車が正面衝突し、乗客など42人が死亡し、628人がけがをしました。

14日、現場近くの慰霊碑の前で追悼式が行われ、遺族や鉄道会社の社員など72人が参列しました。

式では黙とうをささげたあと、事故が起きた時刻の午前10時35分に遺族などが慰霊碑に花を手向け、焼香しました。

信楽高原鉄道の社長を務める甲賀市の正木仙治郎副市長が「長い年月が経過したが記憶から消えることはない。安全最優先の運行こそが遺族に報いる唯一の道と胸に刻み、徹底をはかりたい」と追悼のことばを述べました。

またJR西日本の来島達夫社長は「安全最優先の風土の構築に向け取り組みを進めているが課題は多い。ゴールはないと認識し鉄道の安全を追求したい」と述べました。

事故から28年がたち、遺族は高齢化が進んでいて、現在の運輸安全委員会につながる調査機関の設置を国に求め、鉄道の安全確保の大切さを訴えてきた団体が来月、解散することが決まるなど教訓の継承が課題となっています。