トランプ大統領「イランが何かすれば非常に大きな過ち」

トランプ大統領「イランが何かすれば非常に大きな過ち」
イランがアメリカ軍に対する攻撃の準備を進めているとしてアメリカが中東に原子力空母を派遣するなど緊張が高まるなか、トランプ大統領は「イランが何かすれば非常に大きな過ちだ」と述べ、強くけん制しました。
アメリカのトランプ政権は先週、イランがアメリカ軍に対する攻撃の準備を進めているとして、中東に原子力空母などを派遣したのに加えて、迎撃ミサイル「パトリオット」の部隊を展開することも決め、緊張が高まっています。

こうした中、トランプ大統領はホワイトハウスで13日、イラン情勢について記者団から問われ、「何が起きるか見てみよう。イランが何かすれば非常に大きな過ちだ。ひどく苦しむことになるだろう」と述べ、イランを強くけん制しました。

イランと対立するサウジアラビアは13日、原油の主要な輸送路であるホルムズ海峡に向かっていたタンカーが妨害行為を受けたと明らかにしていて、トランプ大統領の発言はイランがアメリカや同盟国に危害を加えた場合には厳しい態度で臨む姿勢を強調した形です。

これに対してイランは圧力を強め続けるトランプ政権に徹底抗戦する構えを見せていて、対立は一層激しくなりそうです。

中東に派兵計画協議の報道も

イラン情勢をめぐってアメリカの有力紙、ニューヨーク・タイムズは、トランプ政権で安全保障を担当する幹部らが先週、会議を開き、その場でシャナハン国防長官代行が事態の悪化に備えて中東に最大で12万人の兵士を投入する計画を説明したと13日、伝えました。

ニューヨーク・タイムズによりますと、この計画は、イランがアメリカ軍に対して攻撃したり、核兵器の開発を加速させたりした場合に備えるためのもので、ホワイトハウスで安全保障政策を担当する対イラン強硬派のボルトン大統領補佐官の指示で、従来の計画の見直しが行われたとしています。

イランをめぐってトランプ大統領は13日、「何かが起きたら、イランにとってひどいことになり、喜ばしくはないだろう。イランは私が意味するところを分かっているはずだ」と述べて、強くけん制しました。

また、サウジアラビアが、原油の主要な輸送路であるホルムズ海峡に向かっていたタンカーが妨害行為を受けたと明らかにしたことについて、ウォール・ストリート・ジャーナルなど複数のメディアは13日、アメリカ政府による初期段階の分析の結果、イランかイランの影響下にある武装勢力が関与した可能性があると伝えました。

イランの関与を示す具体的な証拠などは明らかになっていませんが、仮にアメリカがイランが関与したと断定した場合、緊張が一段と高まることは避けられない見通しです。