札幌市議会 臨時議長が居座り議事ストップする異例の事態

札幌市議会で臨時に選ばれた議長が各会派の決定方法に反して新しい議長を選出しようとしたため、議員全員が反発して本会議を退席しました。臨時議長は本会議場の議長席におよそ8時間にわたり座り続け、議事がストップする異例の事態となりました。
札幌市議会は先月の選挙のあと初めての臨時議会が13日招集され、地方自治法の規定により本会議で79歳で最年長の松浦忠議員が臨時議長に選ばれました。

各会派は事前に「互選」により議長を選ぶと決定していたのに対し、松浦議員は「立候補制」で議長を選ぶと提案して譲らず、議員全員が反発して議場を退席し、午後2時すぎから休憩となりました。

そして午後10時すぎ、各会派の代表が議長席に詰め寄り議員の総意として松浦議員の臨時議長の職を解くと宣言し、新たな臨時議長を選出したうえで「互選」によって議長を選出しました。

この間、松浦議員は本会議場の議長席におよそ8時間にわたり座り続け、議事がストップする異例の事態となりました。

居座り臨時議長「一石投じたかった」

本会議のあと松浦議員は記者団に対し「会派間で『なあなあ』でやるのはだめだと一石を投じるしかないと思った。議員の数が多ければ法律など関係ないということで札幌市議会が不法集団だということが明らかになったのではないか」と述べました。

新議長「ごたごたして選ばれたのは残念」

議長に選ばれた山田一仁議員は記者団に対し「こんなにごたごたして選ばれたのは残念だ。松浦議員を説得しようと時間がかかったのはしかたないことだと思う。こうしたことで注目されて情けないが議会を活性化できるよう努力していきたい」と述べました。