タイ プラユット暫定首相続投の公算 軍主導の政治体制継続か

タイ プラユット暫定首相続投の公算 軍主導の政治体制継続か
タイでことし3月に行われた総選挙の後、新政権の枠組みをめぐる交渉が活発化していますが、11の政党が13日、軍主導の政治体制の継続を目指す政党への支持を表明し、5年前にクーデターを主導したプラユット暫定首相が続投する公算が大きくなりました。
軍主導の暫定政権が続くタイでことし3月に行われた総選挙では下院500議席のうち、クーデターで政権を追われたタクシン元首相派の「タイ貢献党」が136議席で第1党、軍が権力を維持しようと設立した「国民国家の力党」が115議席で第2党となりましたが、いずれも下院の過半数に届かず、新政権の枠組みをめぐる交渉が活発化しています。

次の政権を担う首相は上下両院を合わせた議員の投票で過半数を得た人物が選ばれますが、上院の議員は軍が事実上指名するため軍の側には有利な制度となっています。

こうした中、下院に議席を持つ合わせて11の政党が13日、合同会見を開き、軍が作った「国民国家の力党」を支持する考えを表明しました。

これによって、軍の側が首相選出に必要な上下院の議員の票を獲得する計算となり、5年前にクーデターを主導したプラユット暫定首相が続投して、軍主導の政治体制が継続する公算が大きくなりました。

ただ軍の側は下院では依然、過半数には届かないため、首相の不信任案が可決される可能性は残っていて、引き続き、態度を表明していない政党との連立交渉を続けています。