福島第一原発2号機原子炉への注水止める試験 温度上昇は想定内

福島第一原発2号機原子炉への注水止める試験 温度上昇は想定内
福島第一原子力発電所2号機で東京電力は13日、事故後、続けられていた溶け落ちた核燃料を冷やすための原子炉への注水を一時的に止める試験を行いました。東京電力によりますと、原子炉の温度の上昇は想定の範囲内で、もし原子炉の冷却ができなくなるような事態が発生しても、対応する時間は確保できるとしています。
福島第一原発1号機から3号機の原子炉格納容器の内部には溶け落ちた核燃料と構造物が混ざり合った「燃料デブリ」がありますが、原子炉の温度は注水によって20度前後で安定しています。

東京電力は13日、トラブルなどで、原子炉の冷却が一時的にできなくなる緊急時の対応に生かすために、注水を止めて上昇する温度を確認する試験を初めて行いました。

試験はことし2月、「燃料デブリ」とみられる堆積物に初めて触れる調査が行われ、温度計の信頼性が高い2号機で行われ、午前10時40分からおよそ7時間半にわたって、原子炉への注水量をゼロにしました。

その結果、注水を再開した午後6時17分現在の温度が25.7度で、この間の温度の上昇は1.2度と、現段階では想定の範囲内で、東京電力はもし、原子炉の冷却ができなくなるような事態が発生しても、対応する時間は確保できるとしています。

東京電力では温度の変化を詳しく分析し、今後、1号機と3号機でも同じような試験の実施を検討することにしています。