今年度初のビザなし訪問団 根室港に戻る

今年度初のビザなし訪問団 根室港に戻る
北方領土の元島民などがビザを持たずに島を訪れる事業のうち、いわゆる「ビザなし交流」の今年度初めての訪問団が国後島から根室港に戻りました。
「ビザなし交流」は、日本人とロシア人が互いに理解を深めて領土問題の解決につなげようと、元島民やその家族などを対象に平成4年から行われています。

今年度初めての訪問団には65人が参加し、今月10日から国後島を訪れていましたが、13日、根室港に戻りました。

訪問中に行われたロシア人住民との意見交換では、観光をテーマに協力しあえることがないか話し合い、ロシアの文化を楽しむ島での滞在型の観光などについて提案が出されていました。

国後島出身で訪問団の団長を務めた大塚小彌太さん(89)は「すべての日程を無事こなすことができた。これからも返還運動を続けて領土交渉を支えていきたい」と話していました。

また、国後島出身でビザを持たずに島を訪れるのは30回目となった清水征支郎さん(80)は「1回目も30回目も気持ちは同じで『早く島が返ってほしい』という気持ちだけです」と話していました。