8年ぶりに避難指示解除の福島 大熊町で解除後初めての田植え

8年ぶりに避難指示解除の福島 大熊町で解除後初めての田植え
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原発事故による避難指示が先月およそ8年ぶりに解除された福島県大熊町の大川原地区で、避難指示が解除されたあと初めての田植えが行われました。
東京電力福島第一原発が立地する大熊町では、原発事故による避難指示が全域に出されていましたが、先月10日、2つの地区でおよそ8年ぶりに避難指示が解除されました。

このうち大川原地区にあるおよそ1600平方メートルの水田では13日、避難指示が解除されたあと初めての田植えが行われました。

田植えには、町役場や農業委員会の職員など20人余りが参加し、コシヒカリやもち米の苗を1本1本丁寧に植えていました。

大熊町では、原発事故から3年後の2014年から4年間、大川原地区でコメの試験栽培を行った結果、放射性物質の濃度は収穫されたものすべてで国が定める基準値を下回りました。

このため、去年からは販売などもできる「実証栽培」に切り替えて栽培が行われ、イベントなどでふるまわれています。

大熊町は来年までの状況を踏まえて農業の再開に向けたマニュアルを作成し、本格的な復興を進めたいとしています。

大熊町農業委員会の根本友子会長は、「まだまだ課題はありますが、少しずつ進めて若い世代に農地を引き継いでいきたい」と話していました。