拉致被害者家族「政府は要求下げずに交渉を」 米から帰国

拉致被害者家族「政府は要求下げずに交渉を」 米から帰国
北朝鮮による拉致問題の解決に向けた協力を呼びかけるため、アメリカを訪れていた被害者の家族が12日帰国し、日本政府に対して、北朝鮮への要求の水準を下げることなく、すべての被害者の一刻も早い帰国に向けて取り組むよう求めました。
アメリカを訪れていたのは、拉致被害者の横田めぐみさんの弟の横田拓也さんと、田口八重子さんの長男の飯塚耕一郎さん、それに拉致された可能性が排除できない行方不明者の家族らで、12日午後、成田空港に到着しました。

家族らは日本時間の11日、ニューヨークの国連本部で開かれた北朝鮮の人権問題を考えるシンポジウムに出席し、拉致問題担当大臣を兼務する菅官房長官とともに、拉致問題の解決に向けた協力を呼びかけました。

成田空港で取材に応じた横田さんは「われわれの苦しい思いが1人でも多くの人に伝えられたことには意味があり、人権問題で連帯できたことは大きな前進だと思います。これから日本政府が、北朝鮮政府と直接向き合うタイミングが来ると思いますが、日本政府は要求の水準を下げることなく、すべての被害者の一刻も早い帰国が果たせるまでしっかり交渉してほしい」と話しました。

また、飯塚さんは「北朝鮮が新しい未来を築くためには、すべての拉致被害者の帰国は欠かせないものです。北朝鮮には勇気ある決断をしてほしい」と話しました。