G20農相会合が閉幕 “農業の生産性向上を”閣僚宣言

G20農相会合が閉幕 “農業の生産性向上を”閣僚宣言
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G20=主要20か国の農業を担当する閣僚による会合が閉幕し、世界的な人口増加に対応するため、農業の生産性を上げていくことなどを盛り込んだ閣僚宣言を採択しました。
新潟市で開かれていたG20の農相会合は大阪サミットを前に議長国・日本が各国の閣僚を招く最初の会議です。
12日までの2日間協議を行い、閣僚宣言を採択して閉幕しました。

宣言では世界的に人口が増加する中で食料を安定供給するために、AI=人工知能などの技術を活用して生産性を上げることや食品ロスの削減に、G20各国が主導的な立場をとることなどが盛り込まれました。

会合のあとの記者会見で、議長を務めた吉川農林水産大臣は「知見を共有することの重要性を確認できたことは有意義だった。被災地の食材を使った料理が各国から高い評価をえたこともこの会合の成果としたい」と述べました。

一方、吉川大臣は会合に先立って、中国の韓長賦農業農村相と会談し、原発事故をきっかけに中国が行っている日本産の食品の輸入規制について、早期の撤廃を求めました。

中国側は食品の規制撤廃が、日本にとって重要だということについては理解を示したものの、大きな進展はなかったということです。

日韓 WTOで意見交換

G20の農相会合に合わせて、吉川農林水産大臣と韓国のイ・ゲホ(李介昊)農林畜産食品相が12日朝会談し、会談後、イ農林畜産食品相は韓国政府による水産物の輸入禁止措置の撤廃を求めた日本側の主張を退ける報告書が、先月、WTO=世界貿易機関の会合で採択されたことをめぐって、意見を交わしたことを明らかにしました。

イ農林畜産食品相は「韓国政府の立場と韓国の国民が望んでいることを正確に伝えた。一方、吉川大臣からは日本政府の立場も聞いたので、内容は担当の関係部署に伝える」と述べました。