サッカー 女子W杯に臨む「なでしこジャパン」の選手たち FW

サッカー 女子W杯に臨む「なでしこジャパン」の選手たち FW
来月、開幕するサッカーの女子ワールドカップ フランス大会に臨む日本代表「なでしこジャパン」のメンバー、23人が発表されました。ポジションごとに各選手の特徴などを紹介します。フォワードは6人です。

菅澤優衣香選手

菅澤優衣香選手は千葉県出身、なでしこリーグの浦和レッズに所属する28歳です。
ワールドカップは2大会連続2回目のメンバー入りです。
前回のカナダ大会は4試合に出場し、1得点をあげました。

身長1メートル68センチの高さを生かしたポストプレーとヘディングシュートが持ち味で、去年8月のアジア大会では5試合4得点と活躍しました。
足元のテクニックやスピードを持ち味とする選手が多いなか攻撃に変化をもたらす役割が期待されています。

菅澤選手は「やっとスタートラインに立てたかなと思う。ケガをせずにコンディション上げていって本大会でパフォーマンスを出せるようにしたい。持ち味が高さのあるプレーなので起点となって、フォワードとして点を決めきることができたらいいなと思う」と意気込みを示しました。
また前回大会への出場経験を踏まえ、「最終目標は優勝だが、1戦1戦勝ち抜くことが大事。その中で、チーム力がすごく大事になると思うので、自分の持っているプレーを出し切って、チームに貢献できるようにすれば、チーム力も上がってくると思う。それができればW杯で勝ち進むことができると思う」と話しました。

岩渕真奈選手

岩渕真奈選手は東京都出身、なでしこリーグのINAC神戸レオネッサに所属する26歳です。
ワールドカップは3大会連続3回目のメンバー入りです。
日本代表には16歳から選ばれていてこれまで61試合に出場し、20得点を決めています。

身長1メートル56センチと小柄ながら、鋭いドリブル突破と決定力の高さが持ち味です。
前回のワールドカップのあと悩まされてきた右ひざのけがの状態が徐々に回復し、8大会連続のワールドカップ出場を決めた去年4月のアジアカップでは全試合にフル出場して2得点をあげて最優秀選手に選ばれるなど、エースとしての活躍を見せました。

岩渕選手は「素直にメンバーに選ばれてうれしい。けがが長くて、サッカーが嫌になったときもあったが、応援してくれる人たちがいてくれたおかげでここまで来られた。そうした人たちに感謝を示せるよう、チーム一丸で頑張りたい」と話しました。
またみずからの役割については「自分は攻撃的な選手なので点に絡むことが求められる。その役割をしっかり果たすことができた先にチームの勝利があると思う。少しでもよい結果を残して女子サッカーを明るくしたい」と意気込みを語りました。

横山久美選手

横山久美選手は東京都出身、なでしこリーグの長野パルセイロに所属する25歳です。ワールドカップは初めての代表メンバー入りです。

身長1メートル55センチと小柄ながらスピードに乗ったドリブルと強力なシュートが持ち味でフリーキックやコーナーキックなどのキッカーも務めます。

おととし7月から1年間、ドイツ1部リーグの強豪、フランクフルトでプレーし、海外で経験を積むとともに技術を磨いてきました。
去年4月のアジアカップは攻撃の中心選手として4試合で4得点をあげる活躍でワールドカップの出場権獲得と大会連覇に大きく貢献しました。

横山選手は「正直、選ばれるかどうか不安があったが、やっとスタートラインに立つことができた。代表に選ばれたからには覚悟と責任を持ってやっていきたい」と心境を話しました。
そして大会本番に向けて、「ワールドカップでは、フォワードとしてどんな形でも得点をとりたい。女子の日本代表はリオデジャネイロオリンピックの出場を逃してから厳しい状況が続いている。今大会で私たちが結果を出すことで、再び注目してもらえるよう頑張りたい」と意気込みを話しました。

小林里歌子選手

小林里歌子選手は兵庫県出身、なでしこリーグの日テレ・ベレーザに所属する21歳です。ワールドカップは初めてのメンバー入りです。

足元の技術が高く、ゴール前の狭いスペースでもボールを持ち込むことができるうえ、状況判断にも優れた選手です。

育成年代から注目を集め、2014年には高倉麻子監督のもと、17歳以下のワールドカップで優勝を果たしましたが、2015年に右ひざのじん帯断裂、2016年にも同じ右ひざの半月板の手術をするなど、たび重なるけがに苦しんできました。
それでも去年4月のなでしこリーグで2年6か月ぶりに実戦に復帰してアピールを続け、ことしのアメリカ遠征で代表デビューを果たすと、先月のヨーロッパ遠征も含め、いずれも強豪と対戦した5試合で2得点と結果を出し、高い評価を受けていました。

小林選手は「初めてのワールドカップだが、フォワードとして、ゴールにこだわりたい。そして、リハビリの際に支えてくれた人に恩返ししたい」と話しました。

植木理子選手

植木理子選手は神奈川県出身、なでしこリーグの日テレ・ベレーザに所属する19歳です。ワールドカップは初めてのメンバー入りです。

スピードにのったドリブルでの仕掛けや、緩急をつけたボールタッチで相手をかわす動きを得意とするストライカーです。

去年、日本が初優勝した20歳以下のワールドカップでは攻撃の中心選手として活躍し、チームでトップに並ぶ5得点をあげました。
先月のヨーロッパ遠征でも積極的にゴールをねらう姿勢を見せ、最終メンバーに滑り込みました。

植木選手は「ワールドカップという舞台に立てることをうれしく思う。いまできることを精いっぱい頑張りたい」と話しました。

遠藤純選手

遠藤純選手は福島県出身、なでしこリーグの日テレ・ベレーザに所属し、今回のメンバーで最年少の18歳です。ワールドカップは初めてのメンバー入りです。

数少ない左利きの選手で、前線やサイドをスピードにのったドリブルで攻め込む形を得意としています。
身長は1メートル67センチで、高さを生かしたポストプレーも期待されています。

去年は20歳以下のワールドカップで日本の初優勝に貢献しました。
日本代表ではわずか4試合の出場ながら、ことしに入ってからアメリカやヨーロッパへの遠征で強豪を相手に持ち味を発揮していました。

遠藤選手は「年齢にとらわれず、自分のプレーを最大限に発揮して、世界で戦えるように頑張りたい」と決意を述べました。
また福島県出身の遠藤選手は、東日本大震災で大きな被害があったふるさとを思い「福島の方々や、震災で被災した方々にサッカーで恩返しという形で、よい報告ができるよう頑張りたい」と話しました。