サッカー 女子W杯に臨む「なでしこジャパン」の選手たち DF

サッカー 女子W杯に臨む「なでしこジャパン」の選手たち DF
来月、開幕するサッカーの女子ワールドカップ フランス大会に臨む日本代表「なでしこジャパン」のメンバー、23人が発表されました。ポジションごとに各選手の特徴などを紹介します。ディフェンダーは8人です。

鮫島彩選手

鮫島彩選手は栃木県出身、なでしこリーグのINAC神戸レオネッサに所属するチーム最年長の31歳です。
ワールドカップは3大会連続3回目の代表入りで、2011年のドイツ大会は全試合にフル出場し、日本の初優勝に貢献しました。
2015年のカナダ大会も6試合にフル出場し、1得点をあげています。

左サイドバックとして、ドリブル突破から正確なクロスボールを上げる攻撃の形を得意としています。
また、世代交代が進みワールドカップの経験のない若手が多くを占めるチームの中で世界の舞台での豊富な経験を伝える役割も期待されています。

鮫島選手は「自分がいちばん年上なので、選手全員が大会を楽しめるようにしたいし、1試合でも長くこのチームで試合をしたいと思えるようなチームの雰囲気作りのために積極的に声かけをするなど、自分のできるかぎりのことをしたい」と話しました。
そして、大会の目標については「ワールドカップは気持ちなどの少しの差で勝負が決まる。強い気持ちで臨み、チームが1つでも多く勝ち進むことを最大の目標としたい」と意気込みを語りました。

宇津木瑠美選手

宇津木瑠美選手は神奈川県出身、アメリカ1部リーグ、シアトルレインに所属する30歳です。
ワールドカップは4大会連続4回目のメンバー入りで、前回、2015年のカナダ大会は6試合にフル出場するなど中心選手として準優勝に貢献しました。

日本代表には2005年、16歳のときにデビューし、今回選ばれた23人の中では、阪口夢穂選手の次に多い112試合に出場し6得点をあげています。

身長1メートル68センチの体格を生かした1対1での強さが持ち味で、2010年以降はフランスやアメリカといった海外のクラブに所属して技術に磨きをかけてきました。
中盤の守備的なポジション、ボランチでもプレーします。

熊谷紗希選手

熊谷紗希選手は北海道出身、フランス1部リーグの強豪、リヨンに所属する28歳です。
ワールドカップは3大会連続3回目のメンバー入りで、日本が優勝した2011年のドイツ大会は20歳の若さで全試合にフル出場し、ペナルティーキック戦となったアメリカとの決勝では、優勝を決めるキックを成功させました。

身長1メートル73センチの高さに加えて当たり負けしない体の強さを持ち味とするセンターバックで、高校2年生のときから日本代表に選ばれてきました。
高倉麻子監督が就任してからはキャプテンを任されるなどチームの中心的な存在です。

所属するリヨンでは海外のトップ選手との競争の末、レギュラーを勝ち取り、女子のチャンピオンズリーグを3連覇に貢献するなど世界を舞台に活躍しています。

三宅史織選手

三宅史織選手は北海道出身、なでしこリーグのINAC神戸レオネッサに所属する23歳です。ワールドカップは初めてのメンバー入りです。

スピードを生かしてピンチを招く前に攻撃の芽を摘み取る守備が持ち味です。
日本サッカー協会がエリート選手を育成するために設けたJFAアカデミー福島の出身で、日本代表ではこれまで17試合に出場しています。

三宅選手は「すごいうれしいし、選ばれたからには覚悟を持ってチームのために何ができるかを考えて貢献したい」と意気込みを示したうえで「ワールドカップ独特の緊張や雰囲気などは試合に出ないと味わえないこともあるので、個人的に成長するためにもまずは試合に出ることを目標にしたいきたい」と話しました。

清水梨紗選手

清水梨紗選手は兵庫県出身、なでしこリーグの日テレ・ベレーザに所属する22歳です。ワールドカップは初めてのメンバー入りです。

試合終盤まで走り続けることができる豊富な運動量が強みで、積極的に前線に上がって日本の攻撃に厚みを持たせています。
高倉麻子監督のもと、おととしからほぼ全試合となる23試合に出場するなど、不動の右サイドバックとして大きく成長しました。

清水選手は「ワールドカップへの出場は初めてなので、チャレンジャーとしての気持ちを忘れず、チームが勝利できるよう精いっぱい頑張りたい」と意気込みました。

市瀬菜々選手

市瀬菜々選手は徳島県出身、なでしこリーグのマイナビベガルタ仙台に所属する21歳です。ワールドカップは初めてのメンバー入りです。

身長1メートル60センチとセンターバックとしては小柄なものの、相手の動きを予測して積極的にボールを奪いに行く守備を得意としています。
2014年には高倉麻子監督のもと17歳以下のワールドカップで優勝を経験しています。

日本代表では、ワールドカップ出場を決めた去年のアジアカップで主力として活躍しました。
夏以降は左足の親指のけがなどコンディションが整わず試合出場の機会が減っていましたが、最終メンバーに選ばれました。

市瀬選手は「この1年間、ワールドカップ出場を目標にしてきたので、ホッとした気持ちと同時にやってやるぞという気持ちになりました。世界一を取れるように頑張りたいです」と意気込みを示しました。

市瀬選手は徳島出身の選手としては男女を通じて初めてのワールドカップの代表ということです。
これについて市瀬選手は「中学生のころ、徳島で男子と一緒にプレーしていたので、スピードで追いつけない分、ボールの動きを予測する能力が身につきました。徳島県でもっとサッカーを広めていくために結果を出していきたいです」と話しました。

宮川麻都選手

宮川麻都選手は神奈川県出身、なでしこリーグの日テレ・ベレーザに所属する21歳です。ワールドカップは初めてのメンバー入りです。

左右どちらの足でも正確なキックを蹴ることができる高い技術を持ち、サイドバックやセンターバック、それにサイドハーフなど複数のポジションをこなします。
これまで各育成年代のワールドカップに出場していて、高倉麻子監督のもとでは2014年に行われた17歳以下の大会で優勝しました。
また去年は20歳以下の大会で全試合に出場し、日本の初優勝に貢献しました。

日本代表では、ことし2月から3月にかけてのアメリカ遠征で初出場を果たし、ここまでの出場はわずか4試合ながら最終メンバーに抜てきされました。

宮川選手は「目標にしていたワールドカップに出場できることになりうれしい。自覚と責任をもって戦っていきたい」と意気込みました。

南萌華選手

南萌華選手は埼玉県出身、なでしこリーグの浦和レッズに所属する20歳です。ワールドカップは初めてのメンバー入りです。

身長1メートル71センチの体格を生かした空中戦が得意なセンターバックで、相手の動きを予測する能力にもたけています。
これまで各育成年代のワールドカップにキャプテンとして出場し、2014年には、高倉麻子監督のもと17歳以下の大会、去年は20歳以下の大会で優勝を経験しました。

日本代表では、ことし2月から3月にかけて行われたアメリカ遠征で主力選手の体調が整わないなか、与えられたチャンスでしっかりと持ち味を発揮して評価を高め、出場わずか4試合でワールドカップの代表を勝ちとりました。

南選手は「サッカーを始めたころからの目標であり、夢であったワールドカップのメンバーに選ばれて素直にうれしく思う。サッカー人生の中でたくさん出られる大会ではなくとても貴重な大会なので、大会の雰囲気やプレッシャーなども楽しみながら最後には優勝して帰ってこられるように全力で戦ってきたい」と抱負を述べました。

また南選手は去年、同じフランスで開かれた20歳以下のワールドカップで日本代表のキャプテンをつとめ初優勝に貢献しました。
南選手は「去年の大会が終わってから、なでしこのメンバーとしてフランスに戻りたいと思ってトレーニングしてきた。フランスの地でワールドカップの優勝トロフィーを掲げたい。フランスは環境もよくて食事もおいしく、気候もいい。日本と変わらない環境でサッカーができるので、プレーに集中して全力で戦いたい」と話しました。