南アフリカ総選挙 与党過半数維持も得票率は過去最低

南アフリカ総選挙 与党過半数維持も得票率は過去最低
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アフリカ最大の工業国で多くの日本企業が進出する南アフリカの総選挙で、かつて黒人解放運動を率いた与党が単独過半数を維持し、引き続き政権を担うことになりました。ただ得票率は過去最低で、経済格差や汚職体質への国民の不満の強さを示すことになりました。
南アフリカでは今月8日、議会下院の400議席すべてが改選される5年に一度の総選挙の投票が行われ、選挙管理委員会は11日、開票結果を発表しました。

それによりますと、アパルトヘイト=人種隔離政策の撤廃後、25年にわたって政権を担ってきた与党ANC=アフリカ民族会議は得票率57.5%で単独過半数を維持し、引き続き政権を担うことになりました。

ただ得票率は過去最低で、初めて60%を割り込み、経済格差や汚職体質への国民の不満の強さを示すことになりました。

第2党は、白人が主な支持基盤のDA=民主同盟で得票率は20.8%、続いて白人農家の土地の収用など急進左派的な主張を掲げるEFF=経済的解放の闘士が10.8%で、前回の選挙から2倍近く増やしました。

ラマポーザ大統領は、首都プレトリアの開票センターで演説し、「国民がより平等な社会や貧困の解消を求めて票を投じたのは確かだ」と述べました。

ラマポーザ大統領としては、今後、格差の是正や確固たる汚職対策で国民の信頼を取り戻すことができるかが問われることになります。