NPT会合 合意なく閉会 再検討会議へ隔たり縮められるか

NPT会合 合意なく閉会 再検討会議へ隔たり縮められるか
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NPT=核拡散防止条約についての国連の会合は、合意文書を採択できずに閉会しました。来年には、世界の核軍縮の大きな方向性を決める会議が控える中、今回浮き彫りになった各国の立場の隔たりを少しでも縮められるかが課題となりそうです。
ニューヨークの国連本部では、NPT=核拡散防止条約に加盟しているおよそ190か国が参加して、2週間にわたって会合が開かれました。

しかし、アメリカとロシアが激しく対立したほか、核兵器を持つ国々と持たない国々の間では核軍縮の進め方をめぐって意見の隔たりが埋まらず、会合は合意文書を採択できずに10日(日本時間11日)、閉会しました。

こうした中、来年には、世界の核軍縮の大きな方向性を決める5年に1度のNPT再検討会議が控えています。

会議の議長に内定しているアルゼンチンのグロッシ大使はNHKのインタビューに応じ、今回の結果について、「確かに多くの分裂が生じていると言わざるをえない」と述べました。

そのうえで、グロッシ大使は「どの国も来年の会議を失敗させてはいけないと考えている。そのことが各国から、合意につながる政治的な意思を引き出す助けになる」と述べ、各国の立場の隔たりを少しでも縮め、合意形成を図ることに努力する考えを強調しました。