ツタンカーメンの新たな研究成果 日本の専門家が発表

ツタンカーメンの新たな研究成果 日本の専門家が発表
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黄金のマスクで知られる古代エジプトの王、ツタンカーメンについての研究を発表する国際会議が4日、エジプトで開かれ、日本の専門家が墓から見つかった副葬品についての新たな研究成果を発表しました。
エジプトでは、5万点におよぶ文化財を展示する「大エジプト博物館」が日本の支援で建設されていて、展示の中心となるツタンカーメン王の副葬品を修復する作業が進められています。

ツタンカーメン王についての最新の研究成果を発表する国際会議が4日、首都カイロ近郊で開かれ、日本から参加した金沢大学の河合望教授が、有名な副葬品の一つ、金の装飾が施された戦車について発表を行いました。

河合教授は、古代エジプトの象形文字「ヒエログリフ」で残された記録や、戦車に付いている部品の位置などからこの戦車は、同じ場所から見つかった「天蓋」と呼ばれる傘のような形の副葬品と組み合わせて使われていたと結論づけました。

そのうえで、戦車は即位の式典などの儀式でツタンカーメン王とその妻の乗り物として使われた可能性が高いと述べました。

河合教授は「日本が提供した3D技術を使った画像で当時の副葬品の姿を再現するなどし展示に貢献したい」と話していました。

ツタンカーメン王の副葬品が一堂に展示される「大エジプト博物館」は来年、開館する予定です。