日産役員人事 今後のルノーの出方が焦点

日産役員人事 今後のルノーの出方が焦点
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日産自動車に対してフランスのルノーが態度を一変させて経営統合を要求し、両社の提携関係の行方が不透明になっています。こうした中、日産は23日の取締役会で日産側の幹部が就任する経営トップクラスのポストを設ける人事を決め、今後、ルノー側の出方が焦点となりそうです。
日産とルノーをめぐっては、これまで友好的な姿勢を示していたルノーが態度を一変し、日産が反発してきた両社の経営統合を要求していることが明らかになっています。

要求の中でルノーは、日産の新しい経営体制でCOO=最高執行責任者以上のポストにルノー出身者を就任させるなど日産の経営への関与を強めたいという姿勢を示しています。

こうした中、日産は23日、取締役会を開き、来月(5月)新たにCOOのポストを設け、生産や調達を統括する日産の山内康裕氏を昇格させる人事を決めました。これについて日産の関係者は、ルノー側の要求に対抗したものではないとしています。

一方、ルノーは、日産がことし6月の定時の株主総会で決める新しい取締役体制について、ボロレCEOを就任させたいとする意向も示しており、今後、ルノー側がどのような出方をするかが焦点となりそうです。

「経営統合に関する憶測にはコメントしない」

フランスのルノーが、日産自動車に経営統合を要求していることが明らかになったことについて、ルノーは23日、NHKの取材に対し、「経営統合に関する憶測にはコメントしない」と述べ、言及を避けました。

そのうえで、「われわれが集中しているのはアライアンスだ。その強化に向けて、今月12日には日産と三菱自動車の経営トップとでつくる新しい会議を開いたところだ」として、日産などとの企業連合の関係を強めることが重要だと強調しました。