安倍首相「参院選へ態勢立て直しを急ぐ」

安倍首相「参院選へ態勢立て直しを急ぐ」
k10011891851_201904221201_201904221202.mp4
21日に投票が行われた衆議院の2つの補欠選挙でいずれも自民党の候補が敗れたことについて、安倍総理大臣は、夏の参議院選挙に向けて、改めて一人一人が結果を受け止めて身を引き締める必要があるとしたうえで、態勢の立て直しを急ぐ考えを示しました。
衆議院の2つの補欠選挙は21日に投票が行われ、沖縄3区で野党側から支援を受けた新人の候補が初めての当選を果たしたほか、大阪12区でも日本維新の会の新人が初当選を果たし、いずれも自民党の候補が敗れる結果となりました。

これについて、安倍総理大臣は22日午前、総理大臣官邸に入る際、記者団に対し、「党一丸の戦いで手応えも感じられたが、大変残念な結果になった。今後、一つ一つ政策課題について結果を出すことで国民の負託に応え、全力を尽くしていきたい」と述べました。

そのうえで、「参議院選挙に向けて、一人一人が選挙結果を胸に刻みつけて、いま一度しっかりと身を引き締めなければならない。それぞれの候補者が地域の声に耳を傾け、政策に生かすという原点に立ち返り、参議院選挙の必勝を期していきたい」と述べ、態勢の立て直しを急ぐ考えを示しました。

また、安倍総理大臣は、沖縄3区でアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設反対を訴えた候補が勝利したことについて「大切なことは、沖縄の基地負担の軽減に向けて一つ一つ結果を出していくことだ。一日も早い普天間基地の全面返還を目指していきたい」と述べました。

官房長官「残念な結果 真摯に分析」

菅官房長官は午前の記者会見で「残念な結果だった。それぞれの地域の事情も含めて、真摯(しんし)に結果を分析しつつ、今後も経済の再生をはじめとするそれぞれの政策に対する国民の理解を丁寧に求めていきたい」と述べました。

また、菅官房長官は、衆議院沖縄3区の補欠選挙でアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設反対を訴えた候補が勝利したことに関連して「問題の原点は、市街地に位置し、住宅や学校で囲まれ、世界でいちばん危険と言われる普天間飛行場の危険除去と返還だ。普天間飛行場が固定化され、危険なまま置き去りにされることは絶対に避けなければならない」と述べました。

そのうえで、菅官房長官は「政府としては、今後も地元の理解を得る努力を続けながら、普天間飛行場の一日も早い全面返還を実現し、基地負担の軽減を図るために全力で取り組み、住環境や自然環境に配慮しながら移設を進めさせてもらいたい。辺野古移設は安全保障環境と普天間飛行場の危険除去、そして返還を考えたときに、唯一の解決策であるという考え方には変わりはない」と述べました。