スリランカ 同時爆発は自爆テロ 日本人も巻き込まれたか

スリランカの最大都市、コロンボを中心に、ホテルとキリスト教の教会で起きた同時爆破テロ事件では、これまでに200人余りが死亡しました。捜査当局は、いずれも自爆テロだったことを明らかにし、犯行グループの解明を進めています。また複数の日本人が巻き込まれたという情報があり現地の日本大使館が確認作業を進めています。
スリランカの警察によりますと、現地時間の21日午前9時ごろ(日本時間の21日午後0時半ごろ)、最大都市コロンボとその郊外などにあるホテルとキリスト教の教会、合わせて6か所でほぼ同時に爆発がありました。
3つのホテルはともに外国人が多く泊まる高級ホテルとして知られ、多くの外国人が巻き込まれたということです。
また3つの教会では、キリスト教徒たちが復活祭=イースターの祈りをささげている最中だったということです。

捜査当局は、NHKの取材に対して、6か所の爆発はいずれも自爆テロで、周到に準備された計画的な犯行だったとの見方を明らかにしました。
また、これらの爆発の数時間後にも、別の宿泊施設と民家の2か所で爆発がありましたが、警察は、事件の捜査の過程で起きたと説明しています。

スリランカ政府によりますと、6か所の爆発と捜査の過程で、これまでに207人が死亡し、400人以上がけがをしたということです。
また、死者のなかには外国人とみられる36人が含まれ、このうち11人については、身元が確認されたということです。
内訳は、インド国籍が3人、イギリス国籍が3人、トルコ国籍が2人、アメリカとイギリスの二重国籍が2人、ポルトガル国籍が1人となっています。
このほか、これまでに少なくとも19人の外国人がけがをして病院で治療を受けたことが確認されたとしていますが、国籍は明らかにしていません。

スリランカの日本大使館によりますと、複数の日本人が巻き込まれたという情報があり確認作業を進めているということです。

スリランカ政府の関係者によりますと、今回の事件の前にテロを計画しているという情報が寄せられ、警戒レベルを引き上げようとしたやさきに爆発が起きたということです。

スリランカ政府は、全土に夜間外出禁止令を出し、軍も出動させて厳戒態勢を敷くとともに犯行グループの解明を進めています。

ホテルでも厳重警戒

外出禁止令が出る中、コロンボ市内では幹線道路で軍や警察による検問が行われているほか、ホテルでも宿泊客に対し、徹底した所持品検査を行っています。

コロンボ中心部にあるアメリカ資本のホテルでは、車で敷地内に乗り入れることを禁止したうえで、敷地に入る宿泊客の荷物を一つ一つ調べていました。

そのうえで、爆薬を検知できる犬も使って、爆発物の持ち込みを防ごうとしていました。

ホテルの担当者は、「テロを防ぐためにしばらく警備を最も高いレベルに上げている」と話しています。