トヨタ ソフトバンクなど ウーバーへの出資を発表

トヨタ ソフトバンクなど ウーバーへの出資を発表
「トヨタ自動車」や「ソフトバンクグループ」のファンドが、アメリカのライドシェア大手、「ウーバー」の自動運転部門に日本円で1100億円余りを出資し、この分野の協力を強化することになりました。
発表によりますと、「トヨタ自動車」と「デンソー」、それに「ソフトバンクグループ」が設立したファンドは、「ウーバー」の自動運転を開発する部門に総額10億ドル、日本円で1100億円余りを出資することで合意しました。

ことし9月までに手続きを終える方針です。

ソフトバンクのファンドはすでにウーバーの大株主になっているほか、トヨタも、去年8月に500億円余りを出資して自動運転技術を使った車両の共同開発を進めていて、今回の出資をてこに協力関係を強化するねらいです。

その一環としてトヨタは、車両の量産化や自動運転のライドシェアサービスの実用化に向けて、今後3年間で最大330億円余りの開発費も拠出するとしています。

自動運転をめぐっては、アメリカのグーグルのグループ企業、「ウェイモ」が去年12月にアメリカで初めて一般の客を対象に配車サービスを始めるなど、業界の垣根を越えた競争が激しさを増しています。

CEO「変革の動きの先頭で居続けられる」

ウーバーのダラ・コスロシャヒCEOは、「自動運転技術は、交通の在り方を大きく変える。今回の出資により、ウーバーはこの変革の動きの先頭で居続けられるだろう」とコメントしています。

ウーバーによりますと、自動運転については、2015年から技術開発を進め、去年は前の年よりも19%多い4億5700万ドル、日本円にしておよそ510億円を投じたということです。

去年3月には、ウーバーの自動運転の車が、試験走行中に女性をはねて死亡させ、公道での試験を一時、中止しましたが、ソフトウエアを改良し、去年12月から再開しています。

ウーバーは、近くニューヨーク証券取引所に株式を上場する計画で、先週、当局に提出した書類には「自動運転技術の開発には資金も時間もかかる」と開示していて、今回の出資を受けて、技術開発を加速することになりそうです。