台湾東部でM6.1の地震 落石で17人けが

18日午後、台湾東部を震源とする地震が発生し、これまでに落石などで17人がけがをしたということです。揺れは台湾全土で観測され台湾当局が被害の状況を調べています。
台湾の中央気象局によりますと、現地時間の18日午後1時ごろ、日本時間の18日午後2時ごろ、台湾東部の花蓮県を震源とする地震がありました。

地震の規模を示すマグニチュードは6.1で、花蓮県の山間部では中央気象局が定める震度のうち、最も強い震度7の揺れが観測されたほか、台北でも震度4が観測されました。

震源地に近く、景勝地としても知られる花蓮県の太魯閣渓谷で落石があり、旅行客の男女2人が頭などにけがをしました。男性は重体だということです。台湾当局は、この地震でこれまでに17人がけがをしたと発表しています。

また鉄道当局によりますと、花蓮駅では水道管が破裂し、駅の待合室が水浸しになるなどの被害が出たということです。

台北市内でもビルの外壁のタイルが落下し、地下鉄は一時、全線で運転を見合わせました。引き続き台湾当局が詳しい被害の状況を調べています。

台湾では、このところ東部を中心に地震が相次いでいて、中央気象局は、今後の地震活動に注意するよう呼びかけています。

地元テレビ 地震後の映像を放送

台湾のテレビ局は、スーパーマーケットの店内で棚から缶が落ちて散乱している様子や瓶が割れている様子を伝えています。

また、地震が起きた直後とみられる列車の駅の構内の映像では、多くの利用者が急いで避難しようとしている様子も映し出されています。

土砂崩れやビルの壁はがれる被害伝える

台湾のテレビ局TVBSは、震源地周辺の山間部で土砂崩れが起きたほか、台北市内ではビルの壁のタイルがはがれ落ちる被害が出ていると伝えています。

花蓮市の住民「20秒近く揺れた」

震源地からおよそ10キロ離れた花蓮市の沿岸部で民宿を経営している片桐秀明さんは「突き上げるような揺れを2、3回感じた。揺れは20秒近く続いたが、民宿の中でものが落ちるようなことはなかった。去年、起きた地震に比べると揺れは小さいように感じたが、周辺の被害の状況はまだ分からない」と話していました。

花蓮県の観光ガイド「突き上げる揺れ」

震源地に近い台湾東部の花蓮県に住み、日本語の観光ガイドをしている播磨憲治さんは、「数日前から地震が続いていたが、今回は特に大きかった。突き上げるような揺れを感じ、家の中では壁に掛けた絵などが落ちてきた。近所の人たちも慌てて家の外に出てきていた。電気や水道などには今のところ影響はありませんが、内陸の観光地では落石があったという情報も聞いているので、とても心配です」と話していました。