東京五輪 観戦チケット公式販売サイト開設

東京五輪 観戦チケット公式販売サイト開設
来年の東京オリンピックの観戦チケットの公式販売サイトが18日開設されました。最初の抽せん販売の申し込みは、来月9日から始まります。
大会組織委員会は18日、記者会見し、東京オリンピックの観戦チケットの公式販売サイトを開設し、最初となる抽せん販売の申し込みを来月9日から28日まで行うと発表しました。

サイトでは、競技ごとに会場の座席の種類が色分けされて位置が示されていて、指定席や自由席、立見席も記され、それぞれの価格が分かるようになっています。

購入には「TOKYO 2020 ID」への登録が必要で、第1希望と第2希望でそれぞれ1人30枚まで申し込むことができ、最大の当選枚数は30枚です。

東京オリンピックのチケットは、全体でおよそ780万枚に上り、ことし秋以降には販売サイトで先着順に販売されるほか、来年春以降には都内に設置予定の販売所でも売り出されますが、規模としては今回の抽せん販売が最大となる見込みです。

今回販売されるチケットの抽せん結果は6月20日に発表されます。

一方、チケットの不正な転売対策として、インターネット上で利用者どうしが売買するフリマアプリなどで取り引きできないよう、「メルカリ」、ヤフーの「ヤフオク!」、楽天の「ラクマ」が、東京オリンピックとパラリンピックのチケットの出品を禁止する対応を取ることも明らかにされました。

北島康介さん「少しでも肌で感じて」

公式販売サイトの発表会に出席した、競泳のオリンピック2大会連続2種目金メダリストの北島康介さんは「抽せん販売の申し込みが始まる5月9日は、もうまもなくだ。オリンピックがようやく皆さんの手に届くところに来ると思う。オリンピックに賭けた1人として、皆さんにその感動や空気感を少しでも肌で感じてほしいし、会場に足を運んで選手に声援を送ってほしい」と呼びかけました。

五輪チケットは3種類

今回、抽せん販売を申し込めるチケットの種類は3種類です。

1つ目が「一般チケット」です。
大人と子どもが一律同額で、競技が開催される日に2歳未満の幼児は、保護者1人につき1人まで無料となります。

2つ目が「車いすの利用者向けのチケット」で、車いすの利用者と同伴者が一緒に観戦できるペアチケットです。

そして3つ目が「グループ向けのチケット」で12歳以下の子ども、60歳以上のシニア、障害のある人のいずれかを含む2人以上が対象です。
グループの全員が1枚2020円で購入できるリーズナブルなチケットで、開閉会式の最も安い座席や競技の予選などが中心です。

また、会場内のラウンジでの食事などといったサービスがついている「ホスピタリティパッケージ」がことし6月以降に別の特設サイトで、宿泊や交通手段がセットになった「観戦ツアー」が3つの旅行会社で順次、販売される予定になっていて、チケットと大会関連グッズをセットにした販売も検討されています。

このほか一般販売とは別に、子どもたちを対象にした「学校連携観戦チケット」や、開催都市や東日本大震災の被災3県、それにホストタウン向けのチケットなどが用意される予定です。

座席の価格の種類 自由席がある競技も

会場の座席の種類と価格を見てみると、新国立競技場で行われる「陸上」は、A席からE席までの5種類の座席すべてが指定席です。

また、予選と決勝や種目の組み合わせでチケットの価格は異なっています。たとえば男子100メートル決勝が行われる日の午後のチケットは、A席が最も高い13万円、B席が10万8000円、C席が4万1500円、D席が1万1800円、E席が5800円となっています。

一方、東京オリンピックの新競技として青海アーバンスポーツパークで行われる「スポーツクライミング」は、A席が指定席、B席が自由席の2種類で、予選はA席が5000円、B席が3000円、決勝はA席が1万2500円、B席が6000円です。

どの競技会場も、座席のレイアウトは今後変動する可能性があり、抽せんで当選しても座席の番号が決まるのは来年の春以降になる見込みだということです。

特に新国立競技場で行われる「開会式」と「閉会式」は、セレモニーの演出によって会場のレイアウトが大きく変わることがあるということで、座席の配置図は示されていませんが、最も高いA席は30万円となっています。

公式販売サイトには改善の余地が…

公式販売サイトでは、複数の種目が行われる陸上や競泳などで、その日のチケットでどの種目が観戦できるかワンクリックで確認できない仕組みになっています。観戦したい種目を確認するには、大会のホームページに移動し、競技スケジュールを見なければなりません。

担当者は「きょうはプレオープンで一部のページはアクセスできない。5月9日の時にはもう少し詳しいページにしたい」と述べました。

また、新国立競技場で行われる陸上で、男子100メートル決勝などを間近に見られるホームストレートと反対側のバックストレートの価格が同じになっていることについて、「陸上はフィールド競技もあるので、その辺りの種目数の多さも勘案してこういうレイアウトにした」と話しています。