タイの詐欺グループ拠点 警察庁が捜索に立ち会う

タイの詐欺グループ拠点 警察庁が捜索に立ち会う
タイで日本人をねらった振り込め詐欺グループの拠点が摘発された事件で、現地入りしている警察庁の捜査員は17日、タイ警察による拠点の捜査に立ち会いました。
警察庁から派遣されている捜査員たちは17日午後、タイ中部のパタヤを訪れ、タイ警察の捜査員とともに拠点が置かれていた住宅に入っていきました。

そして、摘発されたときの写真を参考にしながら、当時、住宅がどのように使われていたのかについて詳しく説明を受けていました。

この住宅では先月29日、振り込め詐欺グループの拠点が摘発され、日本人の男15人が不法就労の疑いでタイの警察に逮捕されました。

これまでの調べで、このグループは日本に電話をかけ「高額の滞納がある」とうその説明をして電子マネーを購入させる手口などで、100人以上から2億2000万円以上をだましとっていた疑いがあるということです。

また、タイの警察によりますとパスポートの情報から15人のうち少なくとも6人が去年、フィリピンに長期間滞在していたことが確認されたということで、フィリピンにも別の詐欺拠点を置いていた疑いがあるとみられています。

現地入りしている警察庁の捜査員は、18日もタイの警察と情報交換などを行い、グループの実態解明を進めることにしています。

不動産業者「トイレが壊れても業者を中に入れず」

今回の事件は、日本人のグループに住宅を貸した不動産業者による警察への通報で発覚しました。

この不動産業者は17日、報道陣の取材に応じ、まず「契約には数人しか来なかったのにあの家に15人もいたことにショックを受けています」と話しました。

そのうえで「トイレが壊れたと連絡してきたにもかかわらず、業者を中に入れようとしなかった。初日から大量の電話機を持ち込むなど、あやしかった」と話し、通報した理由を説明しました。