「スーパーシティ」法案の骨子了承 今国会での成立は困難か

「スーパーシティ」法案の骨子了承 今国会での成立は困難か
最先端技術の実証実験を街全体で行う「スーパーシティ」の整備に向けた法案の骨子が、政府の国家戦略特区の諮問会議で了承されました。ただ参議院選挙もあり、十分な審議日程を確保するのが困難なことから、今の国会での成立は難しい情勢です。
AI=人工知能などを活用した技術開発の国際競争が激しさを増す中、政府は17日、総理大臣官邸で国家戦略特区の諮問会議を開き、自動車の自動運転など最先端技術の実証実験を街全体で行う「スーパーシティ」を整備するための法案の骨子を了承しました。

この法案をめぐっては、事前審査の段階で、一定の条件のもとで、条例によって国の規制を緩和できるとした規定が、条例は法律の範囲内で制定できるとした憲法の定めとの間で、そごが生じるという指摘が出たことから、この規定は最終的に盛り込まれませんでした。

一方で、自治体が最先端技術の実証実験を行うための規制緩和策を盛り込んだ計画案を政府に提出した際は、各府省庁は総理大臣の要請に基づいて、規制緩和が実施可能かどうか検討を行い、その結果を公表するとした規定が盛り込まれました。

政府は今後、与党との調整を経たうえで、国会への提出を目指すことにしていますが、参議院選挙もあり、十分な審議日程を確保するのが困難なことから、今の国会での成立は難しい情勢です。