空き家で中国に詐欺電話 逮捕の10人以外にも仲間が逃走か

空き家で中国に詐欺電話 逮捕の10人以外にも仲間が逃走か
日本の空き家を拠点に中国に詐欺の電話をかけていたとみられる台湾の男女10人が、入国の際に滞在先を偽ったとして逮捕された事件で、山梨県内にあった拠点には台湾の男女が最大で20人ほど出入りしていた疑いがあることがわかりました。警視庁は、逮捕された10人以外にも仲間が逃げているとみて解明を進めています。
先月、日本に入国する際に滞在先を偽ったとして逮捕された台湾出身の男女10人のうちの一部が「中国に詐欺の電話をかけるために来日した」と供述し、警視庁は、日本に拠点を置いて中国に詐欺の電話をかけていたとみて調べています。

警視庁は、拠点に使われていたとみられる山梨県甲府市と千葉県東金市の住宅を捜索し、中国語で書かれた詐欺のマニュアルなどを押収しましたが、このうち、先月末に捜索した甲府市の住宅には、台湾出身の男女が最大で20人ほど出入りしていたことが捜査関係者への取材でわかりました。

甲府市の住宅は外に明かりが漏れないように今も窓に目張りがされていて、警視庁によりますと、メンバーは1か月ほどで入れ代わっていたとみられるということです。

警視庁は、逮捕された10人以外にも仲間が逃げているとみて、実態の解明を進めています。

拠点?の住宅 外に明かりが漏れないように…

詐欺の拠点に使われたとみられる住宅は、山梨県甲府市にある2階建ての一軒家で、NHKは住宅の所有者の案内で家の中を撮影しました。

先月末に警視庁が住宅に捜索に入り、家の中にあった物はほとんど残されていませんでしたが、明かりが外に漏れないようにほとんどの窓がカーテンでふさがれ、2階の窓はカーテンレールが二重に設置されているところもありました。

また、窓枠の外側には目張りした際に開けたとみられる複数の穴がありました。さらに、居間にある換気扇には、外に音が漏れないように薄い布団が詰められていたということです。

住宅の所有者の女性は「20人ほどの人が、スーツケースを持って列になって歩いているのを近所の人が目撃したそうです。自分が知らないうちに犯罪に使われていたと考えると、とても怖いです」と話していました。