政治混乱のベネズエラ 赤十字の人道支援物資到着

政治混乱のベネズエラ 赤十字の人道支援物資到着
政治の混乱が続き極度の物不足に陥っている南米ベネズエラの首都カラカスに、16日、ICRC=赤十字国際委員会による医薬品や発電機などの人道支援物資が到着しました。
ベネズエラでは、ロシアや中国の支援を受け独裁を続けるマドゥーロ大統領と、アメリカなどの支援を受け暫定大統領への就任を宣言したグアイド国会議長が対立し、国際社会を巻き込んで混乱が広がっています。

マドゥーロ大統領はこれまで、ロシアや中国による支援は受け入れる一方で、反政府側が求めるアメリカを中心にした国からの支援については「人道支援を理由に不当にベネズエラに介入しようとしている」として、受け入れを拒否してきました。

16日、ベネズエラの首都カラカスに到着したのは、赤十字からの医薬品24トンと発電機などの人道支援物資で、国内の病院に送られるとしています。

マドゥーロ政権側がロシアや中国など友好国以外からの人道支援物資を受け入れるのは、政情不安に陥って以降、初めてとみられ、赤十字側は中立的な立場を強調し、政権側も政治色のない支援を歓迎する意向を示しています。

ベネズエラは、政治の混乱やアメリカからの経済制裁により極度の物不足に陥っていて、医薬品や食料の不足から亡くなる人も出ていることから、市民からは支援の受け入れを歓迎する声が上がっています。