市職員がALS患者に不適切発言 抗議声明 埼玉 吉川

市職員がALS患者に不適切発言 抗議声明 埼玉 吉川
埼玉県吉川市の職員が難病のALS=筋萎縮性側索硬化症の患者の男性に不適切な発言をしたとして、男性側が市に対し抗議声明を提出したことが分かりました。
これは全身の筋肉が動かなくなる難病、ALSの患者で吉川市に住む高田泰洋さん(43)が弁護士と会見を開き、明らかにしました。

それによりますと今月12日、市の障がい福祉課の職員3人が重度訪問介護の手続きのために自宅を訪れた際、高田さんが弁護士が同席のうえで日常的に使っている文字盤で会話しようとしたところ、男性職員の1人が「時間稼ぎですか」と発言したということです。

高田さんはこの発言について、「言語障害などがある、すべての人に対する侮辱だ」として吉川市の中原恵人市長に対して15日、抗議声明を提出したということです。

会見で高田さんは「病気が原因でことばを伝えるのに時間がかかるのに、手続きを遅らせているような言われ方をして悔しい」と話していました。

一方、吉川市障がい福祉課は「患者の男性にではなく、手続きの際に一緒にいた弁護士に対する発言だったが、誤解させてしまったことは申し訳ない。今後、男性本人に謝罪したい」としています。