五輪相ら辞任 集中審議めぐり与野党対立 参院本会議は見送りへ

五輪相ら辞任 集中審議めぐり与野党対立 参院本会議は見送りへ
桜田前オリンピック・パラリンピック担当大臣らの辞任をめぐって、与党側は、衆参両院の予算委員会での集中審議に応じない考えを伝えたのに対し、野党側はこれに反発して、17日の参議院本会議の開催は見送られることになりました。
桜田前大臣や塚田前国土交通副大臣の辞任などを受け、野党側は、安倍総理大臣の任命責任などを追及するため、衆参両院の予算委員会で集中審議を開催するよう求めています。

このため、16日、衆議院と参議院の予算委員長と与野党の筆頭理事らが、それぞれ協議しましたが、与党側は、両院ともに集中審議の開催には応じない考えを示しました。

これを受けて、自民党と立憲民主党の参議院国会対策委員長が会談し、立憲民主党は、与党側が集中審議の開催に応じていない状況では、17日に参議院本会議を開いて、審議を行うことは認められないと伝えました。

このあと、参議院議院運営委員会の理事会が開かれ、与党側は、野党側との協議が整っていないなどとして、17日の本会議を見送る考えを示しました。

野党側は、引き続き、衆参両院の予算委員会で速やかに集中審議を開催するよう求めていく方針で、与野党の間で協議が続く見通しです。

自民 森山国対委員長「現時点で開催の必要性なし」

自民党の森山国会対策委員長は、記者会見で、「桜田前大臣や塚田前副大臣の辞任について、安倍総理大臣はみずから任命責任を認め、国民におわびしているので、それで事足りるのではないか。現時点で、予算委員会を開く必要性は感じていないが、まだ国会の会期があるので、与野党の筆頭理事の間で協議していく」と述べました。

自民 加藤総務会長「辞任で開催の事例なし」

自民党の加藤総務会長は、記者会見で、「国会では、これまでの前例を踏まえて、いろいろと処理されている。過去に、閣僚が辞任した事例で、予算委員会が開かれたことはない」と述べました。

立民 辻元国対委員長「平成のうちに決着を」

立憲民主党の辻元国会対策委員長は、党の代議士会で、「平成のうちに出た問題は、平成のうちに、しっかり国会で審議して決着をつけたらよいのではないか。そんたくまみれのまま、新しい時代を迎えるのではなく、洗い流して、新しい時代を迎えたほうがよくしっかりと予算委員会に応じてほしい」と述べました。