台湾 蔡英文総統 中国軍機周回に「威圧許さず」

台湾 蔡英文総統 中国軍機周回に「威圧許さず」
台湾の蔡英文総統は、中国軍の爆撃機が15日、台湾を周回するようなルートで飛行訓練を実施したことについて「われわれの未来を指図する威圧を許さない」と強く批判しました。
台湾の国防部などによりますと、15日午後、訓練を行っていた中国軍の爆撃機が台湾を反時計回りに周回するように飛行したとして、台湾側が戦闘機をスクランブル=緊急発進させました。

これについて蔡英文総統は16日、出席した催しで、「中国軍の行為に台湾がおじけづくことはない。むしろ、決意を固めさせる行為で、われわれの未来を指図する威圧を許さない」と強く批判しました。

また、現在台湾を訪れ、同じ催しに出席したアメリカのライアン前下院議長は「中国軍によるこうした行為は、平和と安定、発展を何十年と保ってきた地域の在り方を崩すものであり、生産的ではない」と述べて、蔡政権との対話を通じて問題を解決すべきだという考えを示しました。

台湾では、中国と国交のあるアメリカで、台湾との関係を維持するための根拠となっている法律が施行されてから40年となるのを記念して、ライアン前下院議長が率いる訪問団も参加して15日から大規模な行事が相次いで行われています。

現地メディアは、中国軍機が台湾周辺を飛行した背景には、こうした催しに合わせて連携を深めるアメリカと台湾をけん制するねらいがあるという見方も伝えています。