日米貿易交渉始まる 米の出方が焦点

日米貿易交渉始まる 米の出方が焦点
世界経済の先行きに不透明感が増す中、日米の新たな貿易交渉の初会合が日本時間の16日早く、ワシントンで始まりました。当面の交渉範囲が議論されるものと見られ、物品の関税以外の交渉分野をできるだけ絞り込みたい日本側に対し、アメリカ側がどのような出方をするのかが焦点です。
米中の貿易摩擦の長期化や中国の景気減速を背景に、世界経済の先行きに不透明感が増す中、茂木経済再生担当大臣とライトハイザー通商代表による日米の新たな貿易交渉の初会合は日本時間の16日午前4時すぎからアメリカのワシントンで始まりました。

交渉に先立って、茂木大臣は記者団に対し、「きょうは第1回目の会談なのでライトハイザー代表と率直な意見交換ができればと思っている」と述べました。

去年9月に首脳間で合意された共同声明では、TAG=物品貿易協定の締結に向けた物品関税の撤廃・削減の議論に加えて、「早期に結論を生じえる」ほかの重要な分野も当面の交渉対象とするとされていて、16日の会合では、どのような分野を交渉対象に加えるかが協議されるものと見られます。

日本政府の関係者は、協議の多くが、茂木、ライトハイザーの両氏に通訳だけを交えた形で行われるという見通しを示しています。

物品の関税以外の交渉分野をできるだけ絞り込みたい日本側に対し、サービスなど幅広い分野を含むFTA=自由貿易協定の締結にも意欲を示すアメリカ側がどのような出方をするのかが焦点です。